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勉強の意義

こんばんは。

教室長の渡辺です。

本格的に冬入りしそうな勢いで

昨日は思わずヒートテックを着ていた渡辺です。

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前回、勉強とは選択肢を広げること

という趣旨で文章を書きましたが、

その続きになります。

 

 

次の文章は

太宰治の『正義と微笑』の一節です。

この文章の中に、

なぜ勉強をするのか、

その答えの1つが隠されていると感じました。

その一節をご紹介いたします。

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勉強というものは、いいものだ。
代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、
もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、
大間違いだ。
植物でも、動物でも、物理でも化学でも、
時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。
日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、
将来、君たちの人格を完成させるのだ。
何も自分の知識を誇る必要はない。
勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。
覚えるということが大事なのではなくて、
大事なのは、カルチベートされるということなんだ。
カルチュアというのは、
公式や単語をたくさん暗記していることでなくて、
心を広く持つという事なんだ。
つまり、愛するという事を知る事だ。
学生時代に不勉強だった人は、
社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。
学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。
けれども、全部忘れてしまっても、
その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。
これだ。これが貴いのだ。
勉強しなければいかん。
そうして、その学問を、
生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。
ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ!
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この一節は、現代においても通じる一節ではないでしょうか。

勉強なんて全部忘れてもいい

この言葉が印象的で、

そして、

心を広く持つこと

という言葉も重要ではないかと感じます。

 

 

学校に行かなければ体験できないことも

世の中にたくさんあるかと思います。

逆もまた然りではありますが、

古典などは、その典型例ではないでしょうか。

もちろん、文学の研究者にとっては

そうではないかもしれません。

 

 

全ての科目が、全ての過程が、

そして今、手元に残っているものが、

今の自分自身を作り上げている、

そんな一節でした。

 

 

みなさんはどのように感じましたか。

 

 

 

秋山塾 東新潟校 教室長

渡辺利明

 

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